ピアノは勉強や仕事にも役立つ?意外な効果とは

『ピアノは音楽の趣味でしょ?勉強や仕事には関係ないのでは?』そう思っていませんか?実はピアノには、勉強や仕事の効率を高める意外な効果があるんです。

ピアノには「集中力・記憶力・ストレス解消・脳トレ・自己表現力」  など、人生に大きく役立つ効果がたくさんあるんです。
ここでは、子どもにとっての学習面でのメリットと、大人にとっての仕事面でのメリットを、少し詳しくご紹介します。

子どもにとっての効果

集中力が飛躍的に伸びる

ピアノを弾くときには、楽譜を読み取り、両手を別々に動かし、リズムを数え、さらに耳で音を聴き分ける――という複数の作業を同時に行います。
これは脳科学的にも「前頭前野」を活発に働かせる行為とされており、短時間で集中する力が自然と鍛えられるのです。この集中力は勉強に直結します。宿題やテスト勉強でも「やるときは一気に集中する」習慣がつきやすくなります。

記憶力アップで学習全般がスムーズに

曲を覚える「暗譜」の作業では、音や指の動きだけでなく、和音やフレーズのパターンも記憶します。これは単なる丸暗記ではなく、構造を理解しながら覚える力を育てます。算数の公式や英単語の暗記などにも、この「パターンを捉えて覚える力」が応用されるため、学習全般に良い影響を与えます。

忍耐力を育み、自己肯定感を高められる

ピアノは、すぐに上手に弾けるものではありません。少しずつ練習を重ねることで「できなかったことができるようになる」体験を積み重ねます。これは 自己肯定感 を高め、「勉強でも努力すればできる」という前向きな気持ちにつながります。

感性・表現力・創造力・コミュニケーション力を育てる

音楽は言葉にできない気持ちを表現できる手段です。子ども時代に音楽を通じて感性を育むことは、創造力やコミュニケーション力の土台にもなります。

大人にとっての効果

仕事に必要な集中力をリフレッシュ

大人にとっての大きな悩みは「集中力が続かないこと」ではないでしょうか。
ピアノを弾く時間は、日常の雑念から離れて音楽に没頭できる貴重なひとときです。結果的に、仕事に戻ったときの集中力が回復し、効率が上がります。

記憶力・脳のトレーニングになる

新しい曲を覚えたり、難しいフレーズに挑戦したりすることは、大人にとってはまさに「脳の筋トレ」。
研究では、楽器演奏が認知症予防に効果があるとも報告されています。
ピアノは 趣味と脳トレを兼ねられる習い事なんです。

ストレス解消・メンタルケア・リフレッシュ効果

仕事や家庭でストレスが溜まったとき、ピアノを弾くと気分が切り替わります。
音を奏でること自体が心を癒すので、リフレッシュ効果も期待できます。「弾けなかった曲が弾けるようになる」達成感は、大人にとっても大きなモチベーションになります。

自分だけの時間を楽しめる

忙しい毎日でも、ピアノの前に座れば「自分のための時間」に切り替えられます。
大人にとってのピアノは、単なる趣味以上に 心の拠り所 になることも多いのです。

私が子どもの頃、ピアノの練習は決して楽しいばかりではありませんでした。何度も同じフレーズを練習するのが嫌になったり、上手くいかなくて泣きたくなることも…。
でも、「昨日よりちょっと弾けるようになった!」 という小さな成功体験が積み重なって、努力すればできるんだという気持ちを自然に身につけることができました。

子どもにとっては「集中力・記憶力・自信」を育て、
大人にとっては「集中力の回復・脳の活性化・ストレス解消」につながるピアノ。ピアノは、年齢に関係なく 勉強や仕事を支える力を与えてくれる習い事です。

オンラインレッスンなら、ご自宅にいながら気軽に始められます。
お子さんの習い事としても、大人の趣味としても、まずは体験レッスンから始めてみませんか?

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ピアノを中畠由美子、中島昌子、北川正、矢野裕子、楊麗貞の各氏に師事し、ソルフェージュを鈴木しのぶ、上田真樹の各氏に師事。
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業後、子供から大人まで幅広く指導を行うピアニスト

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