アルペジオとは?分散和音の違い・運指と練習法を解説!

アルペジオって何?

和音の構成音を時間差をつけて連続的に弾く奏法です。ピアノ・ギター・ハープなどで用いられ、 流れと立体感を与えます

✎ NOTE

また、分散和音は音価とリズムに沿って個々に記譜された伴奏型の総称です。 楽譜での表記は、和音の左に縦の波線があります。 矢印がない場合は下から上に、波線に小さな矢印がある場合は上から下に弾きます。 分散和音としてそのまま音符で書かれる場合もあります。

なぜアルペジオが弾きにくいのか?

アルペジオで音が転ぶ主な原因は、 手首と前腕が固まること、 親指の通過(指くぐり)のタイミングが遅れること、 不適切な運指、の3つがあります。

  1. 身体の使い方ですが、身体全体の力が入っている状態では弾きづらいです。それだけでなく、腕や手首を痛めてしまう原因にもなります。手首は上げすぎず、上下に揺さぶらないようにしましょう。上下に揺さぶると不必要なところでアクセントがついてしまいます。
  2. 指くぐりは原則として指を移動の準備をしてから親指を通します。通した直後に手の重心を次の指へ移します。
  3. 運指はハノンにかいてある通りです。ハノンの運指を覚えれば曲を弾くときにも応用できます。指くぐりをする親指は白鍵で弾きます。黒鍵で弾くことはありません。

アルペジオの練習方法を徹底解説!

 アルペジオは以下のステップで練習をしましょう!
  1. アルペジオは腕や手首に負担がかかるため、 まずはスケール練習で準備運動を行います。
  2. 身体が温まったら、アルペジオの練習に入ります。 いきなり両手で弾かず、必ず片手ずつ練習します。 指番号を確認し、ゆっくりのテンポでメトロノームに合わせて弾きましょう。
  3. テンポを上げるためにはリズム練習が欠かせません。 片手ずつリズム練習を行います。
  4. 最後に両手を合わせます。 両手でもゆっくりメトロノームで練習し、 少しずつテンポを上げていきましょう。

※下の「練習メニュー」は、どちらか片方だけでOKです(初心者→中級者の順に移行がおすすめ)。

練習メニュー(初心者向け 5〜10分)
2分
準備 スケール:片手でゆっくり(手首を固めない)
3分
片手 アルペジオ:指番号を確認しながら等速で(メトロノーム)
2分
指くぐり 親指通過だけを「止まって」確認(通した直後に重心移動)
1〜3分
両手 両手:ゆっくり合わせる(崩れたら片手へ戻す)
練習メニュー(中級者向け 5〜10分)
2分
準備 スケール:2種類のタッチで(レガート/軽いスタッカート)
3分
リズム 付点リズムなどで片手練習(テンポを上げる準備)
2分
両手 両手:メトロノームで少しずつテンポUP(音の粒をそろえる)
POINT

アルペジオは多くの曲で頻出する奏法ですが、 身体の使い方・指くぐり・運指が整わないと つまずきやすくなります。 基礎から順を追って練習することが上達への近道です。

今回はアルペジオについて解説しました。 アルペジオでつまずく方はとても多いです。 上手に弾けるようになりたい方は、 ぜひ体験レッスンでお待ちしております♪

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ピアノを中畠由美子、中島昌子、北川正、矢野裕子、楊麗貞の各氏に師事し、ソルフェージュを鈴木しのぶ、上田真樹の各氏に師事。
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業後、子供から大人まで幅広く指導を行うピアニスト

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