ピアノを習っているのに、子どもが全く練習しない…。そんな悩みを抱えていませんか?ピアノは継続が大切な習い事ですが、子どもにとっては「毎日練習する」という習慣を身につけるのはとても難しいこと。特に幼児〜小学校低学年では、集中力が短く、遊びたい気持ちが強いため、どうしても練習を嫌がる時期が出てきます。
このブログでは、子どもがピアノの練習を嫌がる理由と、今日からできる対処法4選を詳しくご紹介します。
1. 練習時間を短く区切る
「30分は練習しなさい」と言ったら、すぐに不機嫌になってやめてしまう…。
その理由は、子どもの集中力は年齢によって持続時間が異なるためです。
幼児は3〜5分、小学校低学年は10分程度、小学校中学年以降は15〜20分が集中力の持続時間になります。30分集中するのは、大人でも難しいのです。
対処法は、「1分タイマー練習」で「ここだけやろう」と区切る!
できたら「今日はおしまい!」とすぐ切り上げてOK!
「短すぎるかな?」と思うくらいで十分。実際に3~4歳くらいのお子さんでも『1分だけ』なら頑張れるケースが多いです。成功体験を積み重ねることで「やればできる」と自信につながります。
2. 練習するタイミングを固定する
毎日声をかけても「あとでやる」と逃げられる…。
時間が固定されていないと、習慣になりにくく「今日はやらなくてもいいや」と思ってしまいます。
対処法は、「ごはんの前に1曲」「お風呂の前に5分」「寝る前に両手で1回」など、生活の流れに組み込むことが大切です。習慣化すれば声かけが減っても自分で取り組むようになります。
3.褒めるポイントを小さくする
「最後まで弾けないから褒めるところがない」と思ってしまう…。
子どもは「小さな進歩」を積み重ねて成長します。大人が気づかない些細なことでも、本人にとっては大きな一歩です。
対処法は、「最初の音がきれいに出たね」「今日は姿勢がよかったよ」「昨日よりリズムが安定していたね」と細かく褒めてあげると効果的です。
結果ではなく「過程」を褒めることが重要です。努力そのものを認めてあげましょう。
4.小さな発表の場を作る
発表会の前だけはやる気があるのに、それ以外は練習しない…。
「目標」があると頑張れるのは大人も同じです。目標がないと何に向けて頑張れば良いのか分からなくなってしまうことがあります。
対処法は、家族の前で「今日は1曲発表会」、動画に撮って親戚に送る、など小さな目標を作ってみましょう。
子どもがピアノ練習を嫌がるのは「普通のこと」です。大切なのは、無理にやらせるのではなく「楽しい」と思える工夫を取り入れること。練習が楽しくなれば、自分からピアノに向かうようになるはずです。